世界中のトップデザイナーが集うニューヨーク ファッション・ウィークに、日本が誇る正統派着物が初登場します！
きものアルチザン京都は、デザイナー浅井広海氏とのコラボレーションにより、2016年2月16日午後1時からニューヨークファッション・ウィークのメイン会場 The Dock, Skylight at Moynihan Station (360 West 33rd Street, New York, NY) にて正統派着物のランウェイショーを開催いたします。
http://nyfw.com/schedule-feb-16
4大ファッションコレクションの一つ、ニューヨーク ファッション・ウィークのランウェイショーで正統派の着物を発表するのは世界初のことであり、きものアルチザン京都にとっても大きなチャレンジとなります。
ニューヨーク ファッション・ウィーク出展に込めた我々の思い
浅井氏と出会い、ニューヨークファッション・ウィークにチャレンジしてみないかという話を頂いた時には、あまりのスケールの大きさにイメージさえ沸かない状況でしたが、浅井氏の理念の中にある「私達は日本の着物を作り出す職人さん達が次の世代にその技を引き継ぐことができる環境をつくることを目指しています」という考え方に我々は大きく共感し、共にチャレンジしていきたいというところから始まりました。
我々きものアルチザン京都のメンバーも、一社一社はモノづくりのメーカーであり、沢山の職人の手を必要とするモノづくりをしております。そしてその技術の後継に大きな危機感を持っています。着物文化を次世代につなげていくための取り組みの一つとして、ニューヨークファッション・ウィークへの挑戦が、そのきっかけになればと考えました。
しかし、披露する舞台が舞台だけに、日本では想像も考えもつかないような様々な障壁が幾度と無く立ちはだかり、コトの流れは決して平坦な道のりではありませんでした。特に現地で直接ディレクションしている浅井氏は心労も疲労も想像を絶するものであることは手に取るように分かりました。
いくつもの壁や障害を乗り越えてここまで辿りつけたのは、私達のチャレンジに賛同してくださった世界中のクラウドファンディングによるご支援者や、金銭的なご支援以外でも背中を押してくださった皆様の御蔭と感謝しております。
今回のニューヨークファッション・ウィークに出展することで、呉服業界のモノづくりについて何かの解決が出来るわけではありません。ですが、ファッション界の最高峰の舞台で世界最高の感性を持つ人々に見てもらえるという、今まで不可能と言われた、あるいは想像もつかなかった世界で、私達日本人が誇る「着物」を発信できるという「ゼロを１にすること」を浅井氏が成し遂げてくれたことが、浅井氏の言う「環境づくり」の大きなキッカケになると私たちは信じております。
2月16日は着物にとって「何かが始まる日」となるよう、浅井広海氏と共に頑張りたいと思います。きものアルチザン京都のニューヨーク ファッション・ウィークでの活躍にご期待ください！！
着物ファッションショーの様子を撮影した動画です。
Hiromi Asai F/W 2016 Collection – New York Fashion Week